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愚痴る人々

 近頃頻繁に母親宛ての手紙が来る。差出人は母の弟の奥さん、つまり母にとっては義理の妹だ。
内容はいつも同じで母の父と兄(独身)と共に一家で同居している彼女の、日々の不満・愚痴で埋め尽くされている。母の兄は生真面目さが裏目に出て今や半アル中状態。父(私にとっては祖父)は数年前に怪我をしたのが元で片足の膝下を切断し、生活上多少の介護が必要な状態で…しかもびっくりするくらいの田舎町なので生活水準も低く、所得も少ないため暮らしが苦しいらしい。
私の父親が、母の兄に幾ばくかの借金があった為に返済の催促という名の金の無心、そして出来ればこの二人(私にとって祖父と伯父)との同居生活を替わって欲しい、私がこんなにしんどい思いをしているのにあなたはマイホームを手に入れ(彼女たちも持ち家なんだけど)何の苦労も無く幸せそうで良いわね(とは言外に、実際書いてあるのは『あなたが幸せなら何より』的な言葉で…)と言うような事が延々と続く「呪いの手紙」だと私は思っている。始めのうちは「ナンテ筆まめな御仁!」などとヘンに感心しながら読んでいたものだけど、こう頻繁に送りつけられて来るといい加減にウンザリしてくる。
それも一通につき平均で便箋7〜8枚に誤字・脱字・方言の入り乱れた手紙だから余計に…
そして、今日…ナント最高記録を大幅に更新し23枚もの便箋に毎度お馴染みの恨み言、キレイ事、愚痴に弱音にヤケクソに‥本音はバレバレなのに言い繕うからこんな枚数になるのさ。自分で決めた人生なのに「こんな筈じゃなかった」事が起こるとつい他人のせいにして、誰かの助けに縋りたがる。まだまだ小娘の私から見ても彼女たちは考えが甘過ぎる。全然死力を尽くしていない。出来ること、やるべきことの選択肢がまだいくつか残っているのにその残りの選択肢は自分たちにとって辛く険しいものだとわかっているから、見えないフリをしている。そうして義妹の愚痴が綴られた手紙を読む度に、今度は母が私に愚痴をこぼし始める。私の周りにはどうもストレスを上手く潰す事の出来ない人々が多いようだ。

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