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「サリドマイド児事件」について
(8)
生長の家白鳩会 初代総裁
谷 口 輝 子 先生
催眠薬によって不自然な眠りにつくという生活が毎日つづけられることによって、その服用者たちの肉体は、次第に除々に害われ行き、悩みはそれに正比例して加わるであろう。
人間は誰でも、その人に応じて6、7時間眠る人や、3時間程眠る人や、徹夜しても平気な人などもあるが、それは必要に応じて、おのずから眠りたくなり、体を横たえたらひとりでに夢の国へ行ってしまうのが自然の姿であるから、自然に反する行為をしていたなら、結果はよくないのが当然である。
アメリカは、フィンクバン夫人など少数の婦人たちが畸形児を妊娠したであろうけれど、ケルシー女史の誠意と勇気とによって、大多数の不眠症の妊婦たちは、畸形児を生むことから救われたのである。
私は世界中の不眠症の人たちが、この世の一切の人と物とに感謝をもち喜びをもって、心の平安を得られ、安らかな眠りを得られることを祈りたい。
そしてまた、すでに畸形児を抱いて、悲嘆に打ちひしがれている母親たちが、自分の不幸な精神のゆえに、神に心を向けないで、毒薬に頼ったがために、愛する我が子を畸形にしてしまったことを懺悔し、心の転換をこころざし、ひたすらに神との波長を合わせ、
『み心のままになさしめ給え。愛する哀れな我が子を、最も幸福な在り方にあらしめたまえ。我が子の生も死も、御手にゆだねます』と祈られたがよい。
神様は各自の心境にふさわしく、その子を生かしたまうたり、引き取りたまうたりされるであろう。
ヘルマン・ヘッセは、あらゆる辱めや苦悩も、神から与えられたものならば喜んで受けると言い、亡ぼされることも、生かされることも、すべて神のみ手によって為したまえと祈っているが、私たちの信ずる神は、辱めや苦悩を与えはなさらない神である。
愛の神は、私たち神の子には、善きものだけを与えたまうのであるから、私たちは安んじて、一切を神にゆだね、みこころを素直に受けて生きてゆくのが幸せの道である。
「白鳩」誌 昭和37年12月号 18〜24P
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