|
*〜*〜* 3/15 毎日新聞朝刊一面及び社会面より *〜*〜*
介助犬の象徴 シンシア永眠
身体障害者補助犬法の制定に大きな役割を果たし、
補助犬(介助犬、盲導犬、聴導犬)のシンボル的存在だった
「シンシア」(ラブラドルレトリバー、雌、12歳)が
14日、息を引き取った。
車椅子生活を送る兵庫県宝塚市のコンピュータープログラマー、
木村佳友さん(45)のパートナー役だったが、
人間なら60〜70歳になる昨年12月に介助犬を引退。
今年1月、ひ臓に腫瘍が見つかり緊急手術したが、肝臓などにも転移し、木村さん宅で死んだ。
15日午後、同市内でだびに付される。
いたずら好きだったシンシアを木村さんが
「少しでもおとなしくなれば」と育成団体に預けたことで、介助犬としての才能を開花させた。
98年に毎日新聞が「シンシア」キャンペーンを始め、
02年に身体障害者補助犬法が成立するまで、
木村さんは介助犬を社会で認めてもらおうと奔走した。
シンシアが仕事するのはえさが欲しいからでも体罰が怖いからでもなく、
木村さんに笑顔で
「グッドガール!シンシア」
とほめられたいからだった。
シンシアは96年7月、介助犬になった。
98年、毎日新聞が介助犬の法的認知を訴えるキャンペーンを始めてから
存在が広く知られるようになり、
99年5月、宝塚市が「シンシアのまち」を宣言。
02年5月の議員立法による補助犬法成立(同年10月施行)につながった。
シンシアは03年10月、
同法に基づく全国で3頭目の正式な介助犬となり、
毎日放送が制作したドラマ「シンシア〜介助犬誕生ものがたり」はアジアテレビ賞最優秀賞を受賞。
介助犬引退後は、木村さん宅で後継の介助犬エルモと暮らしていた。
|