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〜*〜*〜 3/1(日) 日経本紙朝刊 【春秋】 より 〜*〜*〜




その道に詳しければ当たり前なのだろうが、

なるほどと感心したことがある。



満開の桜の絵は盛りだけ見ても描けない。



花も葉もない枝をしっかりと描いておく。



それに花をのせていくのだと、日本画を趣味にする友人に教えられた。



そう聞くと、木がまったく別に見えてくる。



三週間もすればまず間違いなく花が咲き始めるというのに、

東京のソメイヨシノのつぼみは小さく固い。



でも桜の名所、千鳥ヶ淵に並ぶ二抱えもある古木の、

曲線やジグザグを描きながら空へ伸び、

あるいは枝垂れる裸の姿こそ、目に焼きつけたいという気持ちになる。




春が来るまでにちゃんと見ておきたい木がもう一つ。



欅だ。



作家の大岡昇平は 



「冬、すっかり葉を落としてからも、

   こまかい枝が網のように空に交錯するのをいつまで眺めても飽きない」



と書いた。




三抱え、四抱えという巨木の武骨な幹と毛細血管のような梢との対照は、

やがて若葉が覆い隠すことになるだろう。




ものの本質、骨格を骨法ということがある。



きょうから三月。



移ろいゆく自然界とは裏腹に、

人の世はどっぷり冬景色に沈んだままのようにも思える。




しかし、冬にしか見えない骨法がある。




花も葉も実もない木の骨法をどれだけ正確にとらえられたか。




いざ春や夏を描くとき、ものをいうのはそこなのだそうだ。




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